♪大好きな「介護士さんの笑顔」♪

認知症介護をもっと楽しく♪

中堅・ベテランの職員さんへ

 

後輩や新入社員の指導。

 

得意ですか?

 

 

わたしはけっこう苦手でした。

 

そもそも人と関わるのが苦手で、自分に自信がないのになにをどうやって教えるんだ?って思ってました。

 

 

でも、働き始めてある程度の年数がたったら後輩や新人の指導をしなきゃいけない時がやってきます。

 

そんな時はどうするか。

 

 

後輩、新人の存在は忘れる。

 

目の前のお年寄りのことを一番に考える。

 

 

指導せずに放っておけ、ということではないですよ。

 

きちんとやることは教えます。

 

 

だけど、実際にお年寄りを目の前にしたとき。

 

 

ついつい考えてしまうのが、

 

「声掛け失敗したらかっこ悪い」

 

「ここスムーズにいかなかったら先輩としてどうなの?」

 

 

 

経験者ならわかると思いますが、認知症介護においてこういった邪念は

 

本当に邪魔です( ゚Д゚)

 

 

 

でも、ついつい考えちゃうよね~。わかるよ。ほんとに…。

 

 

断られたらいやだな~。

 

失敗したらまた怒られるのかな~。

 

後輩の前で恥かきたくないな~。

 

 

これにね、ちょっと付け加えてほしいんです。

 

 

断られたらいやだな~。でも、断られてもいいか!

 

失敗したら怒られるのかな~。でも、怒られてもいいや!

 

後輩の前で恥かきたくないな~。でも、最初に恥かいたらあとは気が楽だし!

 

 

要するに、

 

どっちでもいいってこと!

 

 

介護の仕事ではけっこう

 

この「どっちでもいい精神」が有効だと思っています( *´艸`)

 

 

 

うまくいってもいいの。

 

うまくいかなくてもいいの。

 

 

だってさ、

 

完璧を求めすぎて、いつも「うまくやらなきゃ」って自分を追い詰めるのはしんどくないですか?

 

そのしんどい状態で介助されるお年寄りはどんな気持ちだろうね?

 

 

特に、認知症の人はそういうことに敏感です。

 

 

あなたの心が自分に向いていないことなんてお見通し。かもよ。

 

 

なので、お年寄りと接する時は後輩や新人より先に、お年寄りのことを一生懸命見て、考えてくださいね。

 

 

うまくいかなかったら「こういうこともあるんだよ」って後輩に教えてあげたらいい。

 

そうすることで後輩くんの中にある「うまくやらなきゃだめだ」っていうプレッシャーを和らげてあげられるしね。

 

 

あなたがリラックスしていた方が、お年寄りも安心するからね。

 

 

こうやって考えると、いいことだらけじゃない?

 

 

「ひとりでは大変」って昨日書きましたが、これは人を指導する時も同じ。

 

 

厳しく言うのが得意な人。

 

優しくフォローするのが得意な人。

 

行動で示すのが得意な人。

 

言葉で伝えるのが得意な人。

 

 

いろんな人がいます。

 

 

上手にバランスをとって、新人さんを迎えてあげてくださいね(*´ω`)

 

 

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4月から新しい環境でお仕事する人へ

 

もうすぐ新年度が始まります。

 

 

新卒の人。

 

転職する人。

 

昇進する人。

 

配置換えで異動する人。

 

 

いろんな人がいると思います。

 

 

そして新しい人間関係を築いていかれると思います。

 

 

はじめが肝心!!

 

 

 

介護の現場で働くのだから、やっぱりそれなりの知識や経験があった方がいい。

 

そういう考え方もあります。その通りだと思います。

 

 

でも、それより大切なこと知ってる?

 

 

挨拶ができること。

 

素直なこと(*´ω`)

 

 

挨拶する時のポイント☆

 

「おはようございます」+「よろしくお願いします」

 

 

特に上の立場の人はぜひ、

 

「お疲れ様」+「ありがとう」

 

これ、言われるとめっちゃ嬉しいよ( *´艸`)

 

 

それから、分からないことはすぐに聞きましょうね~。

 

困った時は「助けて」って言えばいいんだよ。

 

 

新しい環境に身を置くんだから、

 

分からないことあって当たり前なの。

 

助けが必要なの。

 

 

 

最初に頑張り過ぎちゃうと、あとで苦しくなっちゃうよ。

 

最初から人に頼ることをしておけば、その後も頼りやすくなるよ。

 

 

誰かに頼れる環境を作ってから、できることを頑張りましょうね~。

 

 

介護の仕事はひとりではできない。

 

 

みなさんが介護の仕事が好きなら、覚えておいてくださいね(*´ω`)

 

 

 

はじめからまったく助けてくれない。なにも教えてくれない。

 

そんな環境は早めにサヨナラすることをおススメします。

 

 

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大好きな歌

 

手紙 ~親愛なる子供たちへ~


【作詞】不詳
【訳詞】角 智織
【日本語補詞】樋口 了一
【作曲】樋口 了一

年老いた私が ある日 今までの私と 違っていたとしても
どうかそのままの 私のことを 理解して欲しい
私が服の上に 食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても
あなたに色んなことを 教えたように 見守って欲しい

あなたと話す時 同じ話を何度も何度も 繰り返しても
その結末を どうかさえぎらずに うなずいて欲しい
あなたにせがまれて 繰り返し読んだ絵本の あたたかな結末は
いつも同じでも 私の心を 平和にしてくれた

悲しい ことではないんだ 消えて去って行くように 見える私の心へと
励ましの まなざしを 向けてほしい

楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり
お風呂に入るのを いやがることきには 思い出して欲しい
あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて
いやがるあなたと お風呂に入った 懐かしい日のことを

悲しいことではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に
祝福の祈りを捧げて欲しい

いずれ歯も弱り 飲み込むことさえ 出来なくなるかも知れない
足も衰えて 立ち上がる事すら 出来なくなったなら
あなたが か弱い足で 立ち上がろうと 私に助けを求めたように
よろめく私に どうかあなたの 手を握らせて欲しい

私の姿を見て 悲しんだり  自分が無力だと 思わないで欲しい
あなたを抱きしめる力が ないのを知るのは つらい事だけど
私を理解して支えてくれる心だけを 持っていて欲しい

きっとそれだけで それだけで 私には勇気が わいてくるのです
あなたの人生の始まりに 私がしっかりと 付き添ったように
私の人生の終わりに 少しだけ付き添って欲しい

あなたが生まれてくれたことで 私が受けた多くの喜びと
あなたに対する変らぬ愛を 持って笑顔で答えたい

私の子供たちへ
愛する子供たちへ

 

 

・・・・・・・・・・

わたしの大好きな歌です。

 

何度読んでも涙が出ます。

 

 

人は生きている限り年を取ります。

 

そしていつかはその体は動かなくなり、形のないものへとかえっていきます。

 

 

年老いた時、わたしもこう思うのかもしれないし、思わないのかもしれない。

 

目の前にいる人がこう思っているかどうかもわからないけど。

 

 

すごく心を揺さぶるのです。

 

 

 

 

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なぜ、認知症介護なのか?「はじめてのお仕事編」

 

わたしは介護保険のスタートと同時に特別養護老人ホームに就職しました。

 

 

はじめは特養の介護士として。(当時は「寮母」と言ってました)

 

 

県内でも規模の大きい法人で、職員研修や福利厚生も充実していました。

 

 

そんなわたしを待ち構えていたのは、

 

介護の大変さではなく、職場の人間関係の恐ろしさでした( ゚Д゚)

 

 

はっきり言って、入社当初の記憶はそこしかありません。

 

先輩について丁寧に指導してもらったとか、フォローしてもらったとか…。

 

あったかもしれないけど覚えていない。

 

 

そんな感じで1年半が過ぎたころ、部署異動がありました。

 

 

町から委託を受けた支援センターの職員として、地域の高齢者宅を訪問する仕事。

 

これまで施設の中で認知症や体の不自由な人と過ごしていたのが、地域で暮らす比較的元気な人のところに訪問して相談に乗ったり、悩みを聞き出したりするんです。

 

大変でしたが、これはこれでとてもいい経験になりました。

 

 

そのふたつの経験を通して今、思うこと。

 

わたしは認知症の人の前だと自然体でいられるんです。

 

それはなぜかって言うと、

 

認知症の人の感情がまっすぐだから。

 

 

幼少期の環境からか、わたしは人と話すことが非常に苦手でした。

 

常にまわりの人からどう思われているかを気にして生きていました。

 

自分のことも他人のことも信用できなかったんです。

 

 

だから、認知症の人のまっすぐなところに強く惹かれました。

 

うらやましい、素晴らしいと思ったんです。

 

 

楽しいことは全力で表現。

 

怒りも悲しみもそのまま表現。

 

やりたい時にやりたいことをする。

 

言いたいことを言う。

 

 

 

そして、ナオミ・フェイルさんの「バリデーションセラピー」の仮設。

 

人が人生の異なった段階を生きていくときに、それぞれの段階で解決しなければならない課題がある。

それを解決しないまま人生の最後を迎える人は、4つの人生の解決ステージを迎える。

 

①認知の混乱

②日時、季節の混乱

③繰り返し動作

④植物状態

 

環境が整い、きちんとしたケア(バリデート)がされればこの状態(特に①~③)は解決可能であり、安心と落ち着きを得ることができる。

 

 

18年前はまだバリデーションについて知りませんでした。

 

数年前に本を読み、自分がやってきたこと、今後もやりたい介護はここにつながっているんだと感じたんです。

 

 

これが、仕事をはじめてから最近につながるところのお話です。

 

 

「出会い編」はこちらからどうぞ( *´艸`)

kaigomiyu.hatenablog.com

 

 

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自分の介護理念を見つける方法~その2~

 

自分の介護理念を見つける方法~その1~はこちら。

 

kaigomiyu.hatenablog.com

 

 

「介護理念」についてはこちら。

 

kaigomiyu.hatenablog.com

 

 

 

前回、前々回のブログを読んだ方から、

 

「これをすることで自分の生き方も変わるかもしれない」

 

「理念を持っていれば落ち込んでも軌道修正できる」

 

「スタッフにも理念を持つように伝えている」

 

とメッセージを頂きました。

 

 

自分の中に一本芯を通す感じですね。

 

理念を持つことは、相手を力ではねのける強さではなくて、ブレてもまた自分で戻れるしなやかさを身につける

ということ。

 

 

今回は、ちょっと視点を変えて自分の「死」をみつめてみます。

 

 

以前、体験したワークをご紹介します。

 

あなたは3か月後に死にます。誰にもそのことを伝えてはいけません。残された時間をどう使いますか?

 

みなさんならどうしますか?

 

 

そして、最期の時がやってきます。

 

あなたは今から死にます。遺される人に向けて遺書を書いて下さい。

 

誰に、どんな言葉を送りますか?

 

 

わたしは、死ぬまでの3か月間は「その時にやりたいことをして、行きたいところに行って、食べたいものを食べる」と書きました。

 

そして、最期の時間は「家族と過ごす」と書きました。

 

遺書には、旦那と子どもに感謝の言葉をたくさんたくさん書きました。

 

ボロボロ泣きながら。

 

 

「死ぬ」ことを実際に体験して、その経験を今後の仕事や生活に活かすことはまずできません。

 

死んじゃうからね。

 

 

なので、一度自分の死を想像してみる。

 

今はエンディングノートもいろんなところで体験できるので、そういうものを使ってみるのもいいかも。

 

 

「死」をみつめることって「生きる」ことをみつめること。

 

 

自分の望むように生きて、最期を迎えたいと思わない?

 

 

あなたがあとどれくらい生きるかは知らないけど、その時間を誰かに委ねることがあったとしたら、その人にどうしてほしい?

 

すべての望みを叶えることは無理です。

 

でも、「その望みを知ろうとする」「その望みに寄り添おうとする」気持ちを持つ人がいてくれるだけでも嬉しいことだと思いませんか?

 

そして「望みを叶えるために行動してくれる」人がいるとなお嬉しい( *´艸`)

 

 

わたしの介護理念はここでした。

 

死にゆく前の最期の時間を一緒に穏やかに過ごして、その人が幸せな人生だったと思ってもらえるようにできる限りのことをする。

 

 

その理念があるからできたこと。

 

その人の好きだったこと、今好きなことをリサーチして、その中から今できることをピックアップする。

 

そのまま実現が不可能なことは代替策を考える。

 

「あれ食べたい」「ここ行きたい」には迅速に対応。

 

とにかく、一緒に楽しむ♪

 

…他にもいっぱい♪

 

 

 

こんな感じで、理念が一つみつかるといろんなやりたいことがでてくるよ( *´艸`)

 

 

自分の「死」「生」をみつめることも、介護理念をみつける一つの方法として覚えておいてもらえると嬉しいです(*´ω`)

 

 

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自分の介護理念を見つける方法~その1~

 

目の前の人の「限りある命」に目を向けてみる。

 

 

人はみんないつ死ぬかわからないんです。

 

 

お年寄りに限らず、わたしたちも。

 

 

でも、今回はお年寄りの命について書きたいと思います。

 

 

今日元気でも、明日同じように言葉を交わせるとは限らないんです。

 

 

そんなのわかってる!!って思いますか?

 

そう。分かってるはずなんです。

 

でもつい忘れてしまうんです。

 

 

 

わたしが以前関わりのあったおじいちゃんの話をします。

 

まだ若く、64歳。とってもダンディーで渋い声のステキな方でした。

 

ある日、左足大腿部を骨折して入院。手術をしました。

 

 

「まだ若いし、足の骨折だけだし、すぐに元気に帰ってくるよね」ってみんな思ってた。

 

 

でも、そのまま病院で亡くなりました。

 

 

すごいショックでした。

 

 

こういうことが起こるってことです。

 

 

「死」の直前にあるのが介護です。

 

こちらのブログも読んでみてください。 

kaigomiyu.hatenablog.com

 

ただ「世話をする、される」じゃない。

 

目の前にいる人の限られた時間をお預かりするのが介護の仕事です。

 

 

その限られた時間の中で、みなさんが目の前の人のためにしたいことは何ですか?

 

できる介護はどんなことですか?

 

 

改めて考えてみてください。

 

そして、出てきた答えをぜひまわりの人にシェアしてくださいね!

 

言葉に出すことでそれは自分との約束になり、やるしかなくなりますから( *´艸`)

 

 

必ず、後押しをしてくれますよ!

 

 

ここに正解・不正解はないので、どんどん出しちゃいましょう♪

 

よかったらわたしにも教えてくださいね(*´ω`)

 

 

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あなたの「介護理念」はなんですか?

 

あなたはどんな介護を目指してますか?

 

こう聞かれたらどうやって答えますか?

 

 

面接とかで「この仕事を選んだ理由は?」って聞かれて「お年寄りが好きだから」って答えるのとは違いますよ。

 

 

目の前にいるたった一人の人のために何がしたいかという強い思い。

 

 

ここが定まっていない人が多い気がします。

 

 

だから人の目を気にしすぎたり、まわりの不満ばかり言ってたりする。

 

人になにかを教えるのにも自信が持てない。

 

 

まわりのこと気にする暇があったら、自分のことにもっと目を向けませんか?

 

 

わたしは以前の職場でそのあたりすべてを経験させてもらいました。

 

 

ひどいいじめ。職員の対立。

 

心無い言葉が飛び交う中で、気付いたこと。

 

 

わたしが大切にしたいのはまわりでうるさくしてくる職員じゃない。

目の前にいるお年寄りだ。

 

 

そこから自分の中の介護理念が明確になり、そうすると今度は自然と学ぼうとするんです。

 

 

まわりの職員のいいところが見えるようになり、どんどん吸収していきました。

 

 

まわりに助けてくれる人もできて、あれだけ荒れていた職場もすっかり落ち着きました。

 

 

独立をするため昨年末に退職したのですが、職員のみんなとお別れするのが寂しくて泣いたのはこの時が初めて。

 

 

先日、仲間がいることはとっても大切だということを書いたこちらのブログ。

 

kaigomiyu.hatenablog.com

 

でも、その前に大切なのが

 

「自分の介護理念を持つこと」

 

なんじゃないかな。

 

 

もちろん、これは人それぞれ違うと思います。

 

 

お年寄りをめっちゃ笑わせて楽しく過ごそう!

 

ただ穏やかに最期の時を迎えよう。

 

家族との時間を大切にしてもらおう。

 

 

それぞれの理念が混ざっていくとそこで反応して、また素晴らしいものが生まれる。

 

 

そこで仲間の存在が重要になってくるんです。

 

 

わたしのおススメの「自分の理念の見つけ方」はまた明日書きますね(*´ω`)

 

 

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