3秒でできる!心にゆとりを作る二つの方法
☆昨年、認知症オンラインに掲載されたコラムに加筆・修正したものになります。
みなさんは仕事中、心にゆとりはありますか?
認知症介護の仕事はその時その時で慌ただしさが天と地ほどあります。
「なんだか今日は静かだな~」っていう時もある。
そうかと思えば、
こっちでは喧嘩、あっちでは転倒、そっちでトイレに行きたいと呼んでいる!そんな時に限って外線電話がかかってきたり…。
夜勤をしている時にも、示し合わせたように同じタイミングで数人の入居者さんがお部屋から出てきたり。笑
わたしの勤めていたグループホームはふたつのユニットがつながっていたので18人を二人のスタッフでみていたので助かりましたが…。
これが一人だと本当に大変( ゚Д゚)
忙しい時は本当に大変ですよね!!
焦る気持ちもとてもよくわかります。
わたしもそうでしたから。
そんな忙しい中でもほんのちょっと心にゆとりを作る方法についてお伝えします。
まず、心にゆとりがないとどうなるのか?
介護者の心にゆとりがないとどんなことが起こってくると思いますか?
イライラして、呼吸は浅く、体に力が入って、顔つきもこわばっているのではないでしょうか?
ここでちょっと考えてみてください。
よくわからないところに来てしまって、突然知らない人がなんだか怖い顔をしてどんどん近づいてくる。
そして、「お風呂に行きましょう」「トイレに行きましょう」って誘われたら…。
ついていきたいと思いますか?
こういった状況を現場で時々見かけました。
スタッフも余裕がない状態でいっぱいいっぱいですから。
そしておじいちゃんおばあちゃんがその誘いを断ったら「介護拒否」と言われてしまうわけです。
介護拒否の大きな原因の一つは介護者の心にゆとりがないこと。
では、どうやったらゆとりができるのか。
その1。
まずは「深呼吸」。
体操なんかでも「はい!吸って~。吐いて~」ってやりますが、深呼吸する時は息を吐くことを意識して(*´ω`)
思いっきり息を吐きます。
細く強く口から息を吐きだして肺の中を空っぽにします。
そして、吸う時は鼻からゆっくりと。
そうすれば、空っぽの肺に自然に空気が送り込まれていきます。
これで身体や脳に酸素がいきわたってスッキリする。
一瞬だけでも「呼吸」に意識を持っていって頭の中のイライラも一旦リセット。
これは以前コーチングの勉強の中で学んだのですが、
人はずっとネガティブな思考が続くととっても苦しい状態になります。
例えば、こんな思考ですね。
「なんで言うこと聞いてくれないの?」
「また上司に怒られた…」
「なんであの人あんなにのんびり仕事してんの?」
「忙しいのに!!」
なので、ほんの数秒、一瞬でもいいので、別のことに集中してそのネガティブ思考を切断してみてくださいね。
その2。
ゆっくり近づく。
どんなに忙しく動いていても、お年寄りの5歩手前から意識してペースを落としてください。
そして3歩手前からは1秒に1歩くらいのつもりで歩いてみてください。
意識的にペースを落とすことで心に少しゆとりができます。
忙しい勢いのまま行くよりも、その後の声かけも穏やかにできると思います。
これね、セミナーで受講生さんに体験してもらったんです。
いきなり一番目の前に座っていた人に速足で近づいて、「〇〇さん!!」って声をかけました。
めっちゃびっくりしていました。笑
気をつけないと、同じようなことが介護現場でも起こります。
そんな状態でお風呂とかトイレとか言われても、身構えてしまって、わたしなら絶対断りますね!
息を吐いて3秒。
ゆっくり近づいて3秒。
どちらもタイムロスはほとんどありません。
ゆとりのないまま介助しようとすると、
うまくいかなくて余計に時間を費やしてしまったり、声掛けがうまくいかないことでさらにイライラしてしまう。
そしてさらにゆとりがなくなってしまう。
その悪循環を断ち切るためにも、「深呼吸」「ゆっくり」を仕事の中に取り入れてみてください。
できる時に、できる事から少しずつ( *´艸`)
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