認知症の人との接し方のポイント~その2~
認知症の人との接し方~その1~
今回は信頼関係を築く第1歩について。
わたしがお年寄りに話しかける時に意識していること。
こちらの「心にゆとりを作る方法」。
それとあと3つ。
☆目線を合わせる
☆からだに触れる
☆とっておきのおまじない
ひとつめ。「目線を合わせる」。
相手が座っていれば自分も座る。しゃがむなどして目線を合わせます。
上から見降ろされたらあんまりいい気しないもんね~。
ふたつめ。「からだに触れる」。
手や背中。相手が男性なら隣に座って太ももに手を置くのもかなり有効( *´艸`)
この時のポイントは
めちゃめちゃ優しく、ソフトタッチ。
赤ちゃんに触れるように。手のひら全体で包み込むように。
そしてみっつめ。「とっておきのおまじない」。
これはわたしが仕事中、いつもココロにおいている言葉。
「あなたはここにいていい存在です。そして、わたしもここにいていい存在です。」
大切なのはお年寄り。
それに負けないくらい大切なのは自分。
この言葉があると、
「きっと大丈夫」「うまくいってもいかなくてもわたしもあなたも大丈夫」って思える(*´ω`)
相手に安心感を与える前に、自分のココロに「安心感」を与えてあげる。
そうすると、自然と表情やわらかく、相手にも安心感を与えてあげられるというステキな循環が起こりますよ♪
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おばあちゃんはサイボーグ
サイボーグM江。
以前勤めていた施設に入所していたおばあちゃん。
おばあちゃんのことをこう呼んでいたのは息子さんです( *´艸`)
このご家族、入所前に正式契約も済んでないのに荷物を運び入れようとしたとか…。
それを聞くだけでもとにかく家でみるのが大変なんだな、と思ったのを覚えています。
入所してきたのは足腰元気、働き者で世話好きのおばあちゃん。
受け答えもしっかりしている。
さて、何が大変だったのかと言うと・・・
夜寝ないんです( ゚Д゚)
昼間は家事をしたり歌を歌ったりしてみなさんと仲良く過ごされます。
食事もしっかり食べる。
よく動き回って体も使う。
でも寝ない。
あちこち歩き回って人の部屋にないったり、仕事がないか探したり。
そんな話を面会時に息子さんにしてみました。
息子さん、とってもにこやかに
「家にいる時からそうなんです。サイボーグM江をよろしくお願いします!」
なるほど~。(カルテに書いてあったかしら?)って思いながら。
それは家庭でみるの大変だったろうな…。
入所を急いだのもわかる。
わたしたちは夜勤の時間だけ、仕事と割り切ってるからお付き合いできる。
客観的に見て、眠れない理由を探っていくこともできる。
でも、自分の家族でこれが毎日続くと思ったら…。
だけど今は息子さんも笑ってそういう話をしてくれる。
家族の面会時、孫さん、ひ孫さんも一緒に来てみなさんとっても楽しそうなんです(*´ω`)
おばあちゃんもとっても嬉しそう。
こういう時、
介護の仕事しててよかった~( *´艸`)
って思います。
おじいちゃんおばあちゃんと、その周りの人が笑顔で過ごす時間。
あったかくて好きです♪
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介護の人?セラピスト?
「みゆちゃんはセラピストになるの?」って時々聞かれます。
それは、アートセラピーやカラーセラピーなどもご提供しているから。
わたしは自宅をサロンとして使っています。
サロンの詳細はこちらから。
https://facebook.com/yukiyukiwakuwaku/
内容は
ワークショップ開催
ミニセミナー開催
レンタルスペース
こういうことを始めたのは昨年の2月。
当時は自宅を使うことはできなかったため、カフェやレンタルスペースを利用していました。
なぜ、始めたのか?
ここもやっぱり介護なの( *´艸`)
昨日もこちらのブログに書いたけど、
介護の悩みを一人で抱えている人います。
そんな状況もあって、介護殺人や虐待のニュースが後を絶たない。
ある日突然やってくる「介護」。
その時になって慌てる人もたくさんいます。
だから、たくさんの人と繋がってほしい。
今、介護に関係ないとしても、今からひとりでも多くの「相談できる人」を見つけておいてほしい。
楽しみながら、ご縁つなぎができたらいいな♪
そんな想いで始めました。
そうしたら、Facebookを見ていろんな人が遊びに来てくれて、そこからお友達の輪がどんどん広がって、夢を語ったり、実現に向けて動き始めたり( *´艸`)
今から「介護」を意識しなくてもいい。
見えない将来を考えて不安になる必要もない。
今を目一杯楽しんで(*´ω`)
これからもココロが元気になる場、ご縁つなぎの場として活動していきます!
遊びに来てね♪
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介護よりそい相談室
介護のお悩みお聞きします。
家族の介護してる人でも、介護のお仕事してる人でも。
ひとりで抱え込まないでほしいんです。
介護で悩んでいる人は、孤独感を感じている人が多いように思います。
相談するところはひとつでも多い方がいい。
民間でも、公的機関でも、個人でも、それぞれに得意分野があるんです。
選択肢をたくさん持っていたら、その時に自分に一番合うものを選ぶことができるでしょう?
その選択肢のひとつに、よかったらわたしも入れてください( *´艸`)
わたしの得意分野は
・認知症
・身体介護
・癒しの提供
・ご縁つなぎ
お電話、メールでの相談もお受けしています。
対面の場合は、各種セラピー、ヒーリングをお付けしています。
相談に来て下さった人が、心も体もホッと一息つけるような時間にしたいと思っています(*´ω`)
交通費負担していただければ、どこへでも出かけていきますよ♪
半田市内では、ゲストティーチャーにも登録しています。
そして、近日中に自宅以外、市内のどこかで相談窓口を置かせていただく予定です。
詳細は後日。お楽しみに( *´艸`)
☆料金☆
♡介護よりそい相談室♡
・1時間~ 2000円~
(対面の場合はミニセラピーつき)
♡介護ミニセミナー♡
・「こんな内容でやってほしい!」って教えて下さい。
お一人様から受け付けます。
・1講座(半日) おひとり 3000円
(+交通費、場所代等)
申し込み、お問い合わせは下記フォームからお願いします。
https://ws.formzu.net/fgen/s63752502/
Facebook、LINEなどからのお問い合わせもお待ちしております♪
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なぜ、認知症介護なのか?「生き方見直し編」
「なぜ、認知症介護なのか?」シリーズ、(たぶん)最終話。
これまでのお話 ↓↓↓↓↓
毎回わたしの個人的なお話にお付き合いくださりありがとうございます( *´艸`)
わたしはこれまでずっと頑張って生きてきました。
いい子でいなきゃ。
学校ちゃんと行かなきゃ。
みんなと仲良くしなきゃ。
いつも笑顔でいなきゃ。
人に迷惑かけないように。
とても苦しかったはずなんです。
でも、それが当たり前だと思っていたから、苦しいのも当たり前。
みんな同じ。
でも、介護の世界に入って、認知症の人と関わるようになってから
「あれ?なんか違う??」
って思い始めた。
それはお年寄りだけじゃなくて、一緒に働いている職員さんからも学んだんです。
まずは、
はたから見たら、人にめっちゃ迷惑かけて好き勝手やっているお年寄りの笑顔がめちゃめちゃステキだってこと( *´艸`)
だってね、
食べたければ人のものとってでも食べます。
お風呂入りたくなったら時間なんて関係ない。
誰が来てようが、ご飯の時間だろうが眠たければ寝る。
夜中でもお墓参りに行きたくなっちゃう。
ずっと人の顔色伺って生きてきたわたしにとって、裏表のない自分のココロに忠実に生きる認知症の人との関わりはとっても心地よかった。
ココロからの笑顔にたくさんの癒しとパワーをもらいました。
わたしも自分の優しさ、無邪気さを素直に表現できる場だったんです。
そして、まわりの職員さん。
どーーーしても認知症の人の行動が理解できない!!
「なんでわからないの?」
「なんで夜寝てくれないの?」
ってイライラする。
どーーーしてもまわりの職員の行動が気になって仕方ない!!
「なんでもっと早く仕事できないの?」
「なんで今そんなことするの?」
っていちいちチェックして怒ってる。
こういう人ってきっとすごくすごーく頑張っている人だと思うんです。
これは仕事に限らず、家庭だったり、子育てだったり。
生きている中のどこかでめっちゃ頑張っている人。
だからいい加減なのは許せない。
人に甘えるのも許せない。
「こうするべき」から離れられない。
離れられないうちはきっと仕事も大変なことが多い。
でも、介護の仕事は辞めない。
それはきっとお年寄りに助けてもらうためなんじゃないかな~って思うんです。
意識してなくてもね。
だから退職しても介護の仕事に再び就く人が多い。
認知症介護の介護の仕事が本当に楽しくなった時、わたしは自分の生き方も変わったと思っています( *´艸`)
おじいちゃんおばあちゃんにたくさん満たされて、十分に癒してもらった。
だから、現場辞めちゃったのね、きっと。笑
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インタビューやってみない?
先日、ある会社の方からインタビューを受けました。
なぜ、介護の仕事をしようと思ったのか?
介護の楽しさとは何か?
大変なのはどんな時?
今までで一番苦労したところは?
どんな相談を受けることが多い?
転職相談は受けたことある?
などなど…。
受けてみて思いました。
インタビューされるってとっても素晴らしい(*´ω`)
日頃考えていること、感じていること、学んだこと、経験したことをアウトプットする絶好のチャンス♪
よく、「学んだことを人に伝えましょう」ってアウトプットすることをすすめられるけど、これできない人も多いと思うの。
誰に話すの?
どうやって話すの?
人にわざわざ何か伝えるのなんて無理( ゚Д゚)!!
っていう人もいる。
わたしも以前はそうでした。
なので、職場で誰かが研修や実習に行ったら、インタビューしてあげてはいかが?
どこで、どんな話を聞いたのか。
どんな人が参加したのか。
一番印象に残った話は何か。
一番つまらなかった話は何か。
即実践できそうなものは得ることができたか。
どうやって実践してくのか。
みたいなことを聞くんです。
聞く方は情報を得ることができます。
聞かれる方は一生懸命学んだことを整理しながら話します。
実践できることを探してイメージします。 →ここ大事
研修報告書は書くと思います。
それをさらに口頭で行なって深めていく。
そんなことに使う時間ないって思います?
交通費や参加費や貴重な時間を使って参加するんです。
形だけの参加で、身にならない研修に時間使うほうがよっぽどもったいないですよ!
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認知症の人との接し方のポイント
話しかけられても意味が分からなくてどう返事したらいいかわからない。
時々、こういうお悩みを聞きます。
発語自体が不明瞭な人。
単語を羅列するだけで文章になっていない人。
確かにわかりにくいです。
わたしの勤めていた施設にいたあるおじいちゃん。
麻雀用語を並べるんです。
「ポンでチーで〇✖※△…」
「イーピンでスーピンで…」
別に麻雀とは関係ないところで用語が飛び出します。
文章になっていないため、意味も分からない。
でも、語尾は聞き取れたんですね。
「〇✖※△……で困っとるんだわ!」
「……まあ、行かないかんのだ!」
ここさえ聞き取れればコミュニケーションはとれます( *´艸`)
聞き取れた語尾だけ繰り返す。
「困ってるんですね」
「行かないといけないんだね」
こんな感じ。
もう、一言も何も聞き取れない!っていう場合。
そんな時は、
呼吸や動きを相手に合わせる。
表情も合わせる。
歩いている時は歩幅を合わせて。
楽しそうに話している時は楽しく。
悲しそうに話している時は同じように。
これだけで相手に「わたしはちゃんとあなたのこと見てますよ。話を聞いてますよ」って伝えることができます。
介護の仕事で大切なのは
相手に安心感を与えること。
すべてのコミュニケーションの基本です(*´ω`)
あと、これも大切だから読んでね♪
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